ここでHIの確立を構成している基本的な理論を紹介しておきましょう。
筆者もまだ若く世の中の仕組はいったいどうなっているのかと悩んでいた時に、思考を重ねた末に到達した考え方です。自分から見た時に摩訶不思議なことばかり起きる世の中に法則は無いのかと探した結果であります。

1+2+3+4=10 いちたす、にたす、さんたす、よんは、じゅう。こんな小学生でも分かる方程式で世の中はできているということなのです。これを自己実現の方程式と呼んでいます。この方程式に自己を確立するための全容が秘めれられているのです。
1と2と3と4を足すことで10という満足が起きるということなのです。

1は、すべての物が退化し死を向かえるという動かしがたい現実を示している一次元の世界。変化し続けるとか、生き物は生き物を食べなければ生きられないという無情の世界のように、人間の力ではどうにもならない世界を導いています。

2は、正反対のモノが表裏一体となって存在していることを示している二次元の世界。なぜ男と女しかいないのか。プラスにはマイナスを。ココロとカラダとか、失敗と成功のように正反対のものは実はくっついて存在しているということです。ここまでは動物も人間も同じものを享受しているのです。

3は、白と黒の間には無限のグレーがあるという三次元の世界を示しています。よく理想と現実は割り切れないよな、ということを聞きますが実は世の中は人間的にいうと割り切れなくできているのです。理想はなぜあるのか?現実は実現と対になっていて、理想はそのバランスをとるためにあるものなのです。現実の中で何を実現させようとするかという目標として理想は存在しているからです。この3の世界は人間だけに与えられた世界なので特に大切にしたいものなのです。

4は、3という調和の世界に時間軸を入れた物語という四次元の世界で、起・承・転・結という物語が存在しなければ実現は起きないということを示しています。

10は、1から4までが足されないと満足は起きないという十次元の世界を表しています。いかがでしょうか。この方程式を知ることで人生をより有意義にするにはいかに現実を知ることが大切かを感じてもらえるのではないでしょうか。またこれが行動の物語の気づく、捉える、受け止める、投げかけると切り離せない因果関係でできているのです。

下図を見ていただきたい。これは経営における方針の物語と実行の物語を組み合わせて創ったアイデンティティ経営のためのHImapです。

ここでいう経営とは生き抜くということです。常に必要とされる自分でいるために、誰に何を提供していくべきか、それはどこに行けば良くてそこにはどんな競争相手がいるのか、闘うためにはどんな武器を持ってどのような展開で闘って行けばいいのか、やって良いことと悪いことは何か……そんなことをシミュレーションするものです。

人生は闘いなのです。人生は競争なのです。それをどんなに否定しても今の世の中はそうでなければ渡れない。このHImapは、利益構造の創造と持続的な競争優位の実現に焦点をあてています。経営観HImapを見ていただきたい。
事業、商品、販促、人材という物語になっている。これは「企業とはどういったものなのかを知り、世の中ではどんな変化が起きているのか、そしてどんな作戦で闘って行けば良いのか、そしてそのために何を構築していくべきなのかを知る」というものです。

くれぐれも言っておきますが、これは経営者のためだけのものではありません。企業の要素が入っていますが、普通どんな人も働かなくてはいけない。自分を守るため。家族を守るために。必ずといって良いほどどこかの組織に所属するはずです。

企業を運営しなくてもそこに所属しているのだから企業のことをしっかり知らなければいけない。また、自分が所属している会社のシミュレーションはとうぜん大切ですが、お客さんである企業のシミュレーションや新規顧客獲得のための企業分析も必要です。
転職に際しても、理想の企業はどれでどこにあるのか、本当にそこに転職してしまっていいのかなど、企業や経営を見ることは誰にとっても必要かつ重要なものなのです。

下図を見ていただきたい。これはHImapの第2ステージまで開いたところです。このマップに組み込まれている全部が、本来捉えにくいものがすべて物語化されていて方針の物語と実行の物語でアイデンティティが整えられているという優れものです。

企業とは?と聞いて即答できる人はとても少ない。企業は経営の物語と作戦の物語でできていて、この4つの経営資源のバランスをとりながら作戦の4つのバランスをとることが重要だということを導いています。

この経営のためのHImapは、世の中ではどんな変化が起きていてどのような革新が行われているのかは、業界、業種、業態、職業を見れば分かると導いています。二酸化炭素による地球温暖化などでも分かるように今や気候変動までも人間が引き起こしているものです。

世の中の変化は企業活動と人のライフスタイルの変化ですべて分かるといって良いでしょう。そして世の中を競争優位に生きるには、どんな作戦で行けば良いのかがとても重要な要素です。よく戦略という言葉が多く使われていますが、作戦観HImapは、戦法、戦略、戦術、戦闘で構成され、企業でいうと、戦法は事業に関わるものであり、戦略は商品に関わるもので、戦術は販促との因果関係にあり、戦闘は人材に関与していることを導きだしています。

ここでは先ほどの失敗の法則や成功の法則を存分に調べ上げ、自分らしい作戦の創造の世界を示しいています。そして企業は人なり、人材の確立こそが企業の人格の向上なのだということを導いています。

下図を見ていただきたい。これは経営のためのHImapの第3ステージを表したものです。この21のHImapを繰り返しシミュレーションしながら、人生や企業のライフサイクル設計をしていくことになります。

●自分らしい人生のために、ライフサイクルの設計ができるようになろう
●そのためには、情報処理能力を向上させよう
●競争優位のためのHImapに取り組むことでヒューマンスキルを磨こう
●そのためには世の中の原理原則を学ぼう

といったものです。

いちばん言いたいのは、原理原則を知り現実や事実や実際のところを受け入れて行くことが自分のアイデンティティの確立へのいちばんの近道なのだということです。例えばイタリア旅行に行ったら偶然に親友に出くわしたとします。

はたしてその時に「いやー、本当にそっくりな人が世の中にいるもんだ」などとは思わないはずです。それだけ人間は、目が二つ、口が一つ、鼻が一つとまったく同じ形でできていても、明確に見分けられるほど個性があるものなのです。

個性を出すことなど何も気にする必要はありません。それよりもアイデンティティの確立こそがこの世の中に生まれてきたことの証となるのです。ぜひHIの確立を通し、現実をリアルに見ることによって自分を見つめ生きがいとやりがいの創造を図って欲しいと思います。



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