真味屋さんと今後、
ブランド展開を図るにあたり
どんな商品ラインナップを
揃えるかのジビエ戦略会議。
牛肉をbeef、豚肉をporkと呼ぶように
鹿肉はVenison(ベニソン)と呼びます。
そこでベニソンバーガー、ベニソンブレゼ、
ローストベニソン、スープ、ソーセージなど
作れそうなメニューを考案。
実際に販売するかは後で検討するとして、
まずは理想のブランドと商品を創り、
この中から3種類を3月に開催する報告会で
お披露目することを目指します。
理想の商品開発に取り組みます
FEG藤枝プロジェクトの集合研修。
ジビエを食べなれない人にも
「鹿肉ってけっこういいね」と思ってもらうには、
最上の鹿肉料理が食べられるお店へ提供し、
鹿肉ファン作りにまず取り組むこと。
同時に、このすばらしい鹿肉は
「真味屋の鹿肉」と記憶してもらう
ブランディングを展開する。
売場も、日常品を売るスーパーではなく
ブランド力を高められる売場を設定すること、
などをアドバイス。
戦略会議の後は、持ち寄った試作品を
みんなで試食しました。
真味屋さんは鹿肉のブレゼ(蒸し煮)や
アヒージョ、ソーセージなどを持参。
「どれもおいしいけど全部甘辛系の
似たような味に感じるため、
もっと味の違いを出した方がいい」
など意見を出し合い、次の改善につなげます。
鹿のブレゼや猪のソーセージを試食
真味屋さんとのジビエ戦略会議。
新しい商品、馴染みのない商品の場合、
その魅力や楽しみ方を知らせる
啓蒙活動から始める必要があります。
特にジビエは、臭いがある、硬い、
などの先入観があったり、
食わず嫌いだったりするため、
お手本となるおいしい料理を食べてもらう
ことから始めなければいけません。
しかし、どんなにすばらしい精肉も、
調理方法が悪ければ台無しです。
V.W.STORKスタッフが作った鹿肉料理
そこで、精肉とソースを袋に入れて
レンジで加熱することで加圧調理ができる
特殊な袋を使い、ご家庭で簡単においしい
鹿肉料理を食べられる製品開発を目指すことに
なりました。
レトルトではないので、
味が染み過ぎたり煮過ぎたりせず
調理したての味を楽しめます。
どんな料理を目指すか、レシピ開発が始まります。
加圧調理でかんたんにおいしい鹿肉が味わえる商品を目指します
FEG藤枝プロジェクトの集合研修。
共に参加されている緑茶関係の
2社と戦略会議を行いました。
弊社が用意した鹿肉産業の市場調査分析の資料を基に、
産業ライフサイクル、ブランドメーカーや
ショップビジネスはどうなっているか、
消費者イメージはどうかなどの現状把握と
課題分析を情報共有。
鹿肉産業の市場調査分析レポート
お茶屋さんには関係ないのでは?と
思うかもしれませんが、
既成概念に囚われた自分の産業を見るより
他産業を見ることで勉強になったり
新しい発見があったりするもの。
特に今回の支援は、参加企業同士が
技術やノウハウを出し合い
協力して新商品、新ブランド開発に
取り組むことを目的としているため、
互いの産業を知ることに意味があります。
そして本日の会議で、
製茶問屋である松田商店さんが
自社商品開発だけでなく、
鹿肉に合うブレンド緑茶の開発に
取り組んでくれることになりました。
藤枝市の企業支援
「FEG藤枝プロジェクト」に
参加することになった
尾州真味屋総本舗さんの企業訪問。
既存事業の把握、新事業への経験値、
想定顧客、消費者などをヒアリングし、
今後の方向性を情報共有しました。
真味屋さんに初めてお会いしたのは、2015年
静岡県産業振興財団が開催した
マーケティング相談会。
品質の良い鹿肉を安定供給できるのが強みで
もっと鹿肉の拡販を図りたいというご相談でした。
その時は、
新しいものは魅力や楽しみ方が分からない。
魅力を伝える啓蒙活動から
始めなければいけないビジネス。
お金のある人は選択肢が広いから、
話題性のあるものを楽しみたい。
こういう人をターゲットと考える。
「真味屋鹿」をブランドにする。
そのためにはブランド規格を作り、
品質を保つ。
それを一流シェフに使ってもらい、
社会的価値を上げる。
などをアドバイスさせていただきました。
あれから1年余、
ご縁があって支援させていただくことになり、
鹿肉の商品化とブランディングに取り組みます。