企業の自己表現をバックアップする、
情報の翻訳屋です。


黙っていても想いは伝わりません。伝えるには、言葉・表情・しぐさ・音・物、何かしら形にして相手に届ける必要があります。でも、どんな言葉を使うか、どんな表情で向きあうか、どんな方法で届けるかで、受け取る側の理解度や印象って、変わってきますよね。

企業や商品の想いも同じです。

特に企業の場合、顧客に情報を届ける手段は広告かPRになりますが、今のようにややこしい時代、ややこしい商品が増え、伝える手段もいろいろ出てくると、伝えたい相手に想いを的確に届ける「情報伝達設計」が、本当に必要だと実感しています。

情報伝達設計なんて言うと小難しく聞こえるかもしれませんが、要は、想う人にどうやってラブレターを届け、相思相愛になるか、ということだと思います。

私が情報を扱う仕事に携わったのは、リクルート社で新卒採用広告のディレクターになったのがキッカケでした。大学生に向けて、就職情報を伝える広告記事・パンフレット・サイトなどを作成する仕事です。どこの企業さんも、「優秀な人材が欲しい」とおっしゃいます。
しかしその企業にとっての優秀な人材とは、具体的にどんな人なのか、どんな優先順位かを明確にしなければ、誰に向かってどんなものを投げかければいいのかが定まりません。

また、採用さえできればそれでいいという訳ではなく、新卒採用はその学生の将来を決めるターニングポイントになりますから、入社後についても、活躍できる土壌がどんな風にできているのか、やりがいはどこにあるのか、どんな将来像を描けるのかまでイメージできるような情報を載せ、原稿に説得力を持たせる必要があります。

それらを探るために、まず最初に行うのが、原稿を作成する企業や業界・地域について徹底的に知ることでした。そうすると見えてくるものがあります。
例えば同じような地域密着を目標に掲げた中規模のスーパーでも、力を入れている商品、展開するエリア、サービスの工夫、お客様との関わり方、社長の個性、バイヤーのこだわり、先輩と後輩とのつながり、社風など、それぞれに違いがあり、ここだと思う差別化ポイントが見つかるのです。

また、クライアントは意外と自分たちのことを知らないもので、こちらが差別化ポイントを打ち出して作成した原稿を見て初めて、「自分たちはこういう所が魅力の会社だったんだ」と気づく場合が多々ありました。
そういう意味で、広告というのは、自分たちの姿を客観的に映す鏡でもあります。

その後、採用広告以外の情報伝達についても学びたいとV.W.STORKに転職。
それまで培った企業を見る目・表現する技を活かしながら、企業・団体・お役所・大学・専門学校など幅広いクライアントと接し、さらに経験を重ねました。やがて、私は自分の仕事を「情報の翻訳屋」だと思うようになりました。

クライアントのあれも言いたい、これも言いたいという漠然とした溢れんばかりの想いを的確にまとめ、限られたスペースの中でその魅力を最大限に表現し、ターゲットにしっかり届くよう情報伝達設計をする、そんな専門家です。

同時に、ひとつの確信を持つようになりました。HIの導入で言う通り「事業」「商品」「販促」「人材」のファクターこそが企業の資源であり、今の時代、企業が成長し生き残っていくには、それぞれのバランスを取りながら充実させていくことが必要不可欠だと。

この仕事を通してもうひとつ分かったことがあります。
それは、世の中は捨てたもんじゃないということです。毎日、暗いニュースばかりが取り沙汰されていますが、ニュースにならない日常の中で、自分の仕事に誇りを持ち、何かを成し遂げようと、熱い想いを抱えて試行錯誤を繰り返しながら、がんばっている人たちがこんなにたくさんいる。
そんな想いを代弁して一人でも多くの人に届け、自己実現や企業成長のお手伝いをしたい。それが今の私の役割だと考えています。

山形県生まれ(岩手県育ち)
東海大学文学部史学科日本史課程 卒業

貿易商社で貿易事務を2年間、経験
リクルート入社 新卒採用事業部でディレクターを経験
V.W.STORKへ転職

■賞歴
1996年 
リクルート クリエイティブコンテスト ED部門
部内1位「山川工業」・2位「エンチョー」・3位「不二化成品」・佳作「すみや」「ジヤトコ」
1997年 
リクルート クリエイティブコンテスト ED部門
全国2位「建通新聞社」 

■好きなもの/猫、岩手県、司馬遼太郎、白洲次郎、坂井三郎、杉浦日向子、KinKi Kids
趣味/観る、読む、聴く、弾く


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