真味屋さんとのジビエ戦略会議。
新しい商品、馴染みのない商品の場合、
その魅力や楽しみ方を知らせる
啓蒙活動から始める必要があります。
特にジビエは、臭いがある、硬い、
などの先入観があったり、
食わず嫌いだったりするため、
お手本となるおいしい料理を食べてもらう
ことから始めなければいけません。
しかし、どんなにすばらしい精肉も、
調理方法が悪ければ台無しです。
V.W.STORKスタッフが作った鹿肉料理
そこで、精肉とソースを袋に入れて
レンジで加熱することで加圧調理ができる
特殊な袋を使い、ご家庭で簡単においしい
鹿肉料理を食べられる製品開発を目指すことに
なりました。
レトルトではないので、
味が染み過ぎたり煮過ぎたりせず
調理したての味を楽しめます。
どんな料理を目指すか、レシピ開発が始まります。
加圧調理でかんたんにおいしい鹿肉が味わえる商品を目指します
FEG藤枝プロジェクトの集合研修。
共に参加されている緑茶関係の
2社と戦略会議を行いました。
弊社が用意した鹿肉産業の市場調査分析の資料を基に、
産業ライフサイクル、ブランドメーカーや
ショップビジネスはどうなっているか、
消費者イメージはどうかなどの現状把握と
課題分析を情報共有。
鹿肉産業の市場調査分析レポート
お茶屋さんには関係ないのでは?と
思うかもしれませんが、
既成概念に囚われた自分の産業を見るより
他産業を見ることで勉強になったり
新しい発見があったりするもの。
特に今回の支援は、参加企業同士が
技術やノウハウを出し合い
協力して新商品、新ブランド開発に
取り組むことを目的としているため、
互いの産業を知ることに意味があります。
そして本日の会議で、
製茶問屋である松田商店さんが
自社商品開発だけでなく、
鹿肉に合うブレンド緑茶の開発に
取り組んでくれることになりました。
藤枝市の企業支援
「FEG藤枝プロジェクト」に
参加することになった
尾州真味屋総本舗さんの企業訪問。
既存事業の把握、新事業への経験値、
想定顧客、消費者などをヒアリングし、
今後の方向性を情報共有しました。
真味屋さんに初めてお会いしたのは、2015年
静岡県産業振興財団が開催した
マーケティング相談会。
品質の良い鹿肉を安定供給できるのが強みで
もっと鹿肉の拡販を図りたいというご相談でした。
その時は、
新しいものは魅力や楽しみ方が分からない。
魅力を伝える啓蒙活動から
始めなければいけないビジネス。
お金のある人は選択肢が広いから、
話題性のあるものを楽しみたい。
こういう人をターゲットと考える。
「真味屋鹿」をブランドにする。
そのためにはブランド規格を作り、
品質を保つ。
それを一流シェフに使ってもらい、
社会的価値を上げる。
などをアドバイスさせていただきました。
あれから1年余、
ご縁があって支援させていただくことになり、
鹿肉の商品化とブランディングに取り組みます。